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  • 執筆者の写真Club Atletico Yokohama Cerera

横浜セレーラ/夏季短期キャンプ

更新日:2020年2月18日



8/1(木)〜8/2(金) @横浜市青葉区

短期キャンプを行いました。


【DAY 1】

集合してから間もなくカヤック体験。日本カヤック協会のゴリ講師に依頼し川の怖さと対処法をしっかりと学んでから鶴見川へ移動。「川は汚くないの?」「水は臭くない?」スタート前に出ていたそんな心配事は開始3分で誰も言わなくなり、キャッキャキャッキャとはしゃいでいました。彼らのオープンマインドな思考と順応性が何をやっても成長出来る土台になっていますね。


夏休みのサッカー合宿と言えば、朝から晩までサッカーなんて想像をするのがこれまで通って来た道からのイメージでしょう。けれど、夏と言えば間違いなく水場(笑)こうしたサッカー以外の時間を通し、いつもと違った仲間たちの表情を見せ合うことの大切さ。彼らたちがどんどん仲良くなっていくのが毎回確認出来ます。これがこの先彼らが迎えるであろう物事がうまく進まない時間の下支えになっていくのです。






宿舎に帰り身体を流水で流し、ゴリさんに別れを告げ昼食タイム。

そしてサッカースタート。異学年が交わり合うくろがねキャンプは毎度変化を見せる子が出現して来ます。下の学年は上の学年の真似をしだし、上の学年は下の学年を気遣う気の利いたプレーを始めます。そんなこと当然と思うでしょうが、目の前の相手や関わる仲間によってプレーを変えるということは経験なくして簡単には出来ないものです。例えば6年生が1年生へ向けてパスをする際に普段と同じスピードでパスをする。そこで起きた現象を認識し、次から工夫をし始めます。気付かない子は、ずっと下の子がコントロール出来ないようなパスを蹴り続けます。


問題が起きたことに即時対処していく能力は選手にとって最も重要な要素の一つです。

環境だけで言っても風の向き・強さ、日差しの向き、土の硬さ・形状、芝の長さ・硬さ、水たまり箇所などなど。これに点差、残り時間、トーナメント戦なのかリーグ戦なのか、相手のストロング・ウィークポイント、様々な状況下の中で相手に邪魔をされ続けながらこのスポーツは進行されます。





野外センターでのキャンプを通して、自然の環境を思う存分に利用し、他学年と融合しサッカーの中だけでは手に入りにくい能力を引き出していきます。


後半には卒団生が顔だしてくれたので、さらに異学年交流。

憧れていた先輩たちが中学が進みどう変化しているのか?

自分は少しでも差を詰めることは出来ているのか?

目の色変えて挑戦していく選手たちの存在を確認出来ました。

奈良中へ進んだケンタ、横浜FC本部へ進んだタクミ、大きな刺激を本当に感謝!!


気持ちの良い汗をかいたので皆でスーパー銭湯へ。

これはみんな本当に喜んでいました。みんな風呂好きなんだね。


4グループに分けてピストン輸送。皆のアイデアで各グループごとに順次風呂へ入り、新たな別グループを送り届けた時には帰りのグループを回収するという送迎バス運行開始。途中チケットを紛失した子にチケットを代理で追加購入してくれた卒団生ケンタ。やっぱりセレーラの選手だな〜と感心しました。紛失した選手は何事も無かったかのようにさっぱりした表情で談笑していました。彼の足元には1枚の紙切れ、これが紛失したチケットだとは気にもせず。理解していないであろう状況を伝え、彼に返金依頼を伝えに行かせピストンを再開。この「やらされる」彼がこの環境の中でいつか何かに気付き変化していくであろうと信じて。





ようやくピストンを終えた時には半数以上の子たちが夕食を済ませ片付けを始めていました。滅茶苦茶効率的。最後までケンタには助けられました。彼はその後、カレーをたっぷり食して自転車で塾へ。彼の10年先まで、彼の成長を追いたいです。


夜は意外とあっさり就寝。

持参したゲームや本など、思い思いに仲間との時間を過ごし眠りについていました。親の求める持ち物リストなんていらない。あってもそれが彼らの創造力に蓋をします。思考停止

な選手を育成するツールは不要。その時足りなければ次へ活かすだけです。しかし、想像を越えて来たのは、「忘れる奴がいるだろうと思って」と、タオルを多めに準備して来た子の存在。これですよ。リストの存在や親が準備していたら絶対に行き着かない思考。私も満足気に眠りにつかせてもらいました。


【DAY 2】

起床時間は彼らが決め、6:00に起床。

早々に布団をたたみ、朝練。これも彼らが計画。

自分たちで計画し、実行する習慣性。

日常生活でしているであろうという子は目立っていましたし、していないだろうなという子はここから導入して活かして欲しいものです。


早速気温が上がって来た朝練後は、名物桐蔭学園前フリークライミング。

低学年の背丈ほどのグレードから7〜8倍のグレードまで。誰に強制されるわけでもなく好きな子は登って、そうでない子は見学する。でも結局みんな登りだす。ライバルとグレードを競う者、昨年の自分と勝負する者、黙々と挑戦する者。入団直後の子ではよくいるけれど、セレーラの子は無謀な行動は滅多にしません。身の丈を知りつつ、ほんの少し難しいことに挑戦していく子ども本来が持つ冒険心と成長への欲求。





上腕二頭筋と大腿四頭筋とハムストリングスをプルプルさせながらも、自分の成長に目を輝かせる彼らの姿は格好良い。今年も素晴らしい時間が過ごせました。





帰宿後は朝食を済ませ退所前の掃除。もちろん役割決めや時間配分まで彼らがこなして、最後のサッカーの時間を作ります。彼らは時間は無いのでななく作るものだと、これまでの活動でよく理解しています。たくさん失敗のデータをとってきたからね。




きっとご自宅で我が子の帰りを楽しみに待っていたご家族からすれば長い2日間だったことでしょう。いや、もしかしてゆっくり過ごせた時間があっという間に終わってしまった2日間、どちらにせよお陰様で彼らは非常に濃い時間を過ごしていました。


非日常のものが、日常に変わっていくまで。

2日間、よく頑張った。



お世話になったセンターの皆様、背中を押して下さったご家族の皆様、有難うございました。



CLUB ATLETICO YOKOHAMA CERERA


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